動画編集だけで食っていけるか?<動画編集歴2年の壮絶なリアル体験談>

本日のテーマは、副業の大定番の『動画編集』について筆者の実体験を含めてご紹介したいと思います!
このテーマを執筆にあたって、まずは筆者の自己紹介からさせて頂きます。

動画編集者の実態

筆者は現時点で動画編集経験は約2年になります。※2021年12月執筆記事

現在は個人事業主として動画編集と求人広告の仕事で生計を立てております。

動画編集は未経験独学で始めています。
カンタンに説明すると上記なようなプロフィールになります。

早速結論をお伝えします!

「食べていけます!」

簡単では勿論ないですが、
私は現時点で最低限の生活は可能になっています。※動画編集の仕事のみ
でも、ぶっちゃけ子供や家族を養えるレベルかと聞かれると正直現時点では厳しいと思います。。

しかし、そこまで暗い現実ではなく普通に会社員をやっている時と比べ
ありえないようなスピードで毎月月収は上がっています。

「ん?でもさっき結構厳しいって言ってなかった?」

その理由は、最初の1.5年がほぼ仕事が受注できず本業とは言えない状態だったからです。
逆にここ半年では毎月月収が2~3万円程度ずつ毎月上昇しているような感じです。
ここからは何故そのようなことになっているのか?を解説していきます。

動画編集の『価値』の問題

最初にお伝えしたいのは『動画』というものの価値が『絶対』ではないということです。
身近なものを例に出しますと、

家電量販店に行ったとします。
貴方は映画をスマホで見たいため通信速度の速いスマホを求めています。
そこで店員が話しかけてきます。

「A社のスマホは、通信速度が日本一早く、2時間の映画なら10分でダウンロードできます」
「B社のスマホは、数多くの方に使用されております」

どちらを選びますか?
少し迷うかと思いますが、おそらくA社のスマホを選ぶ方が多いのではないでしょうか?

このように世界に溢れている商品というものは『効果が明確になっている』事が多いです。
この商品を買ったらこんなメリットがある!ということが事前にわかっているので、
条件に合えば購入される仕組みです。
動画編集ではどうなのか?

動画編集は効果が見えにくい商品

家電量販店を例に出しておりますが、
『動画編集』という商品は販売時に効果をお伝えすることが非常に難しい商品です。
〇〇回再生保証!とかは絶対に言えないですし、
なんでこの動画がバズってるんだ!という時もありますので、
効果を期待して動画編集という商品を購入する方は少ないと思います。

では、購入者側の気持ちになってみるとどうでしょうか?

動画のサンプルを見て『自分の好きな編集』と、
『多くの人の評価や口コミ』で購入を判断すると思います。

お気に入りのファッションが人それぞれ違うように、
お客様は感性が合う動画編集者を求めています。
初心者は購入者に合わせて感性を変えることは難しいと思うので、
一旦考えなくてOKです。

問題なのは『多くの人の評価や口コミ』です。

それが出来なくて困ってるのよ!

残酷な話ですが、
動画編集という仕事は『初心者ほど受注難易度が高く』
逆に実績が増えてくれば来るほど難易度が下がっていく仕組みになっています。

筆者ですが、最初の半年は時給換算すると時給200円くらいの仕事でも積極的に営業しました。
やればやるほど時間を浪費し生活は苦しくなりましたが、
初心者が実績を積むには低価格で割に合わない仕事をするしかありません。

最初は苦しむ覚悟を持つこと

ここから逃げては何も出来ずに終わってしまいます。
ここまで大変だからこそ最初の地獄の1年を乗り切ってしまえば、
安定して仕事も入ってきます。
実際に筆者は現在、動画編集の営業活動は一切しておりません。
ランサーズ、ココナラ、クラウドワークスなどに登録しており、
何もしなくても2日に1回くらいのペースで新規のお客様から相談があります。

また、実績がある程度充実してきてお客様から相談が多くなってきた段階で、
編集単価を上げると生活は一気に楽になります。

なるほど・・・必勝法はなく地道にってことね!

その通りです!
あくまで筆者の場合ですが、
努力をした結果、2年目には動画編集だけで生活ができるようになっています。
また、サラリーマン時代と違う点は、
昇給のスピードがとにかく速いところです!
ある程度の実績を作ってしまえば、
後はその努力を維持してるだけで稼げるようになります。

<稼げるまでの年表>

始めてから半年

時給200円くらいで夜中まで働くが稼げずバイト生活必死。
まず相手からの依頼はほぼ皆無。ココナラ、ランサーズなどでメッセージを送りまくるが、
ほぼ採用されず誰もやらないような金額で提案し、やっと受注できる。
動画編集だけでは月1万円稼げれば良い方。

半年〜1年

実績が増えてきてお客様からの依頼が急に増える。
営業活動はほぼ要らなくなってくる。
半年前と同じくらいの活動量で8万円くらいは稼げる。
まだまだ生活は厳しいが固定客が出来てきて生活の基盤が出来てくる。
精神的には大分安定してくる。

1年〜1.5年

こちら側からの営業活動は不要。
何もしなくても相談件数がかなり多くある。
全ての相談を受けるのではなく仕事を選べるようになってくる。
月15万円程度は固定客だけでいけるようになる。
たまに企業から単価数万円の高単価な案件が入ってくる。
地方ならなんとかバイトなしでも行けるかも?

1.5年〜2年

単価を上げてもお客様から依頼がある。
1年前と5倍くらいの単価で受注できる。
1人暮らしなら問題なく生活出来る。月収30万円〜40万円。
企業の依頼がかなり増えてくる。
このあたりから編集能力も高いものを求めてくるお客様が増える。


筆者は現時点でここにいるが、
求められる質がかなり高く感じることが多くなり、
少し壁を感じています。
特に動画編集ソフトがこの時点までFinal Cut Pro Xをメインでやっていたことが、
今になって厳しいと感じています。
本気でやるなら少し稼げる段階でAdobe製品のプレミアプロに切り替えることをオススメします。
※Final Cut Pro Xではできない事がPremiere Proでは出来ることが多かったり、
 お客様にもソフトを指定されることが多いです。

最後に

上記のように最初の1年半は非常にハードなものですが、
2年目から安定してくるような感じでした。
現在も毎月数万円の月収UPは継続しています。
最初のハードルが高すぎるのでほとんどの方は諦めてしまうかと思います。
しかし、耐えることができれば結果は比較的でやすい仕事かと思います。

まずは副業で始めてみて、
徐々に実績を積んでいきましょう!

ではまたの機会に!






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